Alumina モーニングブリーフィング

ナスダック・SOXは上昇、ダウと国内グロースは下落

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  • NYダウ前日比-36.38-0.07%51,966.0310/19
  • ナスダック前日比+290.86+1.11%26,430.8910/19
  • SOX指数前日比+179.05+1.61%11,316.3410/19
  • 日経225先物64,845円10/19
  • ドル円前日比+0.37円+0.23%158.52円10/19
  • 米10年債前日比+0.038ポイント5.136%10/19
  • 日本10年債前日比+0.010ポイント2.958%10/16
  • TOPIX前日比+1.48+0.04%4,067.4810/19
  • 東証グロース市場指数前日比-13.87-1.40%979.3110/19
  • WTI原油98.24ドル10/19

米ナスダックとSOXは上昇したが、ダウは下落した。国内もTOPIXの小幅上昇とグロース指数の下落が併存する。米半導体株の上昇だけで、日本企業の需要回復や日本株全体の改善は判断できない。

日本株環境 △

方向判断は保留する。指数の方向がそろわず、中東の供給・通航状況や海外政策・景気の最新情報も不足している。△は中立・平穏・悪材料なしを意味しない。

ウエルスアドバイザーは、19日午後2時すぎの日経平均が前週末比430円程度安の6万4890円付近だったと報じた。ウエルスアドバイザー日経平均は430円程度安、売買代金はキオクシア、アドバンテス、太陽誘電が上位 この場中観測について、同時点と大引けの正確な騰落銘柄数・業種別内訳、大引けの日経平均、個別材料の寄与は未確認である。

昨日から変わったこと

前号の米株観測日は10月16日だったが、今回は19日の観測が加わった。ナスダックとSOXのプラス、ダウのマイナスは各指数の日次変化であり、前号以降の累積騰落ではない。国内指数にも19日の値がある一方、日本10年債は16日のままである。
国内材料では、19日のステンレスへの関税答申と短期国債入札結果が加わった。関税・外国為替等審議会(財務省掲載)ニッケル系ステンレス冷延鋼帯・冷延鋼板への不当廉売関税に関する答申財務省国庫短期証券(第1414回)の入札結果 Google ウォレットは19日更新の認定一覧に掲載されているが、認定日は17日である。デジタル庁カード代替電磁的記録(属性証明機能)

①何が起きたか

米半導体株を示すSOXとナスダックが上昇する一方、ダウは下落した。確認できるのは指数の値動きであり、上昇の原因や日本企業の発注・受注の変化までは分からない。

②なぜ重要か

日本の半導体関連企業を評価するには、株式市場の動きに加え、顧客の調達条件や設備投資計画との対応が重要になる。次の確認によって、今回の上昇に業績面の裏付けがあるかを判断しやすくなる。

③構造変化と因果関係

条件付きの影響経路は、顧客の投資・調達計画の変更、日本企業の受注・出荷、その後の売上・利益という順になる。指数上昇だけでは、この経路が進んだとは認定できない。現時点で産業構造の変化を示す根拠も不足している。

④関連企業の決算・業績への影響

個社の受注や契約との対応が確認できていないため、業種を中心に見る。

いずれも個社の増益や株価上昇が確認されたという意味ではない。

⑤日本株・関連銘柄へのプラス/マイナス影響

🟢 プラス材料 🔴 マイナス材料 🟡 中立・両面あり

業績への経路

ステンレスへの関税が実施され、調達価格や取引条件が変われば、国内供給企業と需要家には異なる影響が及ぶ可能性がある。供給側の競争条件と需要家の調達費用を分けて評価する必要がある。関税・外国為替等審議会(財務省掲載)ニッケル系ステンレス冷延鋼帯・冷延鋼板への不当廉売関税に関する答申

Google ウォレットの認定一覧への掲載も、本人確認関連サービスの売上増を直接示すものではない。実際の提供や企業採用が確認された場合に、導入・運用に関わる企業の収益への経路を検討できる。デジタル庁カード代替電磁的記録(属性証明機能)

評価への経路

米株指数の上昇を日本企業の利益予想の改善へ置き換える根拠はない。金利も米10年債と日本10年債では観測日が異なる。これらの値だけから、国内株の評価が一方向に変わるとは判断できない。

需給への経路

TOPIXとグロース指数の方向の違いだけでは、市場全体の資金流入・流出や売買主体は特定できない。短期国債の入札結果も短期資金の観測材料であり、株式への資金移動を直接示さない。財務省国庫短期証券(第1414回)の入札結果

⑥構造変化の仮説と反証条件

織り込み不足は確認できていない。今後、顧客の投資計画と日本企業の受注・出荷に対応する改善が確認されれば、需要回復の見方を支持する。反対に、投資の延期や発注の減額が確認されれば、その見方の反証材料になる。

⑦本日確認すべき指標・予定

  • 次の東京市場では、日経平均・TOPIX・グロース指数と、騰落銘柄数・業種別動向を同じ時点で比較する。
  • 原油は限月と観測時点をそろえ、ホルムズの実際の通航・供給条件と併せて見る。
  • 海外金融政策は発言・予測・決定を区別し、中国GDP等は公表結果と比較期間を確かめる。
  • 企業発表では、設備投資・調達計画、受注・出荷、提携や予想修正の対象期間と従来計画との差を見る。
  • ステンレスは課税の実施文書、Google ウォレットは提供・採用の発表を次の判断材料とする。
  • 短期国債は、同年限・同条件の入札について利回りと応募・募入条件を比較する。

確認範囲

基準は10月20日7時5分(日本時間)。市場指標は主に19日、日本10年債は16日の観測で、国内ニュースは19日の場中報道、関税答申、認定一覧の更新、入札結果までを確認している。

欧州市場、中国景気の最新結果、中東の供給・通航状況、最新の海外政策、企業決算・提携・指数変更は情報が不足している。直近7日の比較は保存履歴の範囲に限られ、期間内の全ニュースを網羅するものではない。

その他の重要ニュース

関税・外国為替等審議会は19日、中国・台湾を原産地とするか、これらから日本へ輸出されたニッケル系ステンレス冷延鋼帯・冷延鋼板への不当廉売関税について、諮問どおり行うことが適当と答申した。関税・外国為替等審議会(財務省掲載)ニッケル系ステンレス冷延鋼帯・冷延鋼板への不当廉売関税に関する答申 税率、企業別・品目別の適用範囲、開始日・期間・実施手続、既存措置との差分と国内価格への影響は未確認である。

デジタル庁が19日に更新した、カード代替電磁的記録の大臣認定を取得した送信用プログラムの一覧には、Google ウォレットが17日認定として掲載されている。デジタル庁カード代替電磁的記録(属性証明機能) 利用者向けの提供開始・対応条件、導入企業・契約・利用件数、日本企業の収益への寄与は未確認である。

財務省は19日、同日実施した国庫短期証券第1414回の入札結果を公表した。価格競争入札の募入平均利回りは1.6229%だった。財務省国庫短期証券(第1414回)の入札結果 同年限の前回入札や入札時点の流通市場との比較がなく、需要の改善・悪化や金融政策期待との因果関係は判断できない。

今日の結論

半導体関連では、米株の値動きと企業の事業計画を結び付ける具体的な発表が判断材料になる。日本株全体については、次の東京市場で売買がどの業種・銘柄まで広がるかが重要である。

出典・参照した報道(4本)

数字は各社の決算資料・政府統計・報道に拠ります。株価・指数のチャートはTradingViewでご確認ください。本ページは投資助言ではなく、個別の売買推奨は行いません。