その後の株価の動き
2026年9月2日(水)に取り上げた材料と、その後の株価の動きです。この日の市場全体(TOPIX)は下落(▼2.4%)。
増配+累進配当を導入。ただし同じ日に「来期は減益予想」も出ている
期末配当を直近予想72円→76円へ4円増額(+5.6%)。配当総額3,750百万円、効力発生10月14日、10月10日の定時株主総会に付議予定。あわせて2027年7月期から配当方針を変更し、累進配当を導入します。27年7月期の予想配当も76円。
同日発表の2026年7月期の着地は売上4,257億円(+26.3%)・営業利益156億円(+28.4%)・純利益124億円(+27.1%)。一方で2027年7月期の会社予想は売上4,000億円(-6.0%)・純利益105億円(-15.9%)と反落想定です。
※前期実績は1株300円ですが、2026年1月に1→5の株式分割を実施済み。分割後換算では60円→76円にあたります。
※増配・累進配当と減益予想が同じ日に出ているため、どちらが株価に効いたかは事後に切り分けられません。
📊 その後の値動き翌営業日: +1.9%(市場比 +1.4%)/5営業日後: ▼4.9%(市場比 ▼4.0%)
未定だった期末配当が17円で確定。前期16円からの増配
2026年9月30日を基準日とする期末配当を1株17円00銭に決定。2025年11月13日の前回予想では第2四半期末・期末・合計いずれも「未定」でした。前期(2025年9月期)の実績は16円。
会社は配当性向30%以上を視野に入れ、中長期的な配当額の継続的な拡大を目指す累進配当を基本方針とすると記載しています。
過去の同型: 単独の増配190件は3日で市場平均より+4.7%・75%が上回った(※他の材料と同時の増配は平均ほぼ効かない=単独に限った傾向)
📊 その後の値動き翌営業日: +14.8%(市場比 +14.3%)/5営業日後: +6.1%(市場比 +6.9%)
50億円の自社株買いを新規決議。ただし同じ日に220億円のCB発行とセット
取得上限2,248,000株=発行済(自己株式を除く)の3.35%・取得価額上限50億円。取得期間は9月3日の1日のみで、ToSTNeT-3により終値2,601円で1,922,300株・4,999,902,300円を9月3日8時45分に買付委託します。
会社は取得理由を、同日決議した2031年満期ユーロ円建転換社債の発行に伴う株式需給への短期的な影響の緩和、および希薄化の抑制と明記しています。原資はCBの手取金約220億円の一部(約50億円)。
※自社株買いと希薄化が同一パッケージで同時に出ています。片方だけを見ると読み違えます。CBの詳細は🔻セクションに記載。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼4.0%(市場比 ▼4.5%)/5営業日後: ▼2.5%(市場比 ▼1.7%)
3億円の自社株買い。ただし枠は同日の売出しの1.32%分
取得上限100,000株=発行済(自己株式を除く)7,565,600株の1.32%・取得価額上限300百万円。取得期間は2026年10月13日〜2027年10月12日、市場買付。
会社は取得理由を、同日公表した売出しの実施に伴う株式需給への影響を緩和する観点と明記しています。
※売出しは2,653,600株(発行済の約35%)。緩和の受け皿としての規模差は大きく、開始も売出しの受渡より後です。売出しの詳細は🔻セクションに記載。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼14.5%(市場比 ▼15.0%)/5営業日後: ▼10.3%(市場比 ▼9.4%)
8月28日決議の枠について、実行方法が決まった
ToSTNeT-3により9月3日8時45分に、終値5,183円で上限1,200,000株・61.9億円を買付。8月28日決議の取得枠(上限400万株=発行済の5.91%・180億円)の一部執行にあたります。
※枠そのものは変わりません。新しいのは「寄り前に需給の受け皿が立つ」という実行の日程です。
※本項は日中の判定時点の読解に基づく記載です。
📊 その後の値動き翌営業日: +0.1%(市場比 ▼0.4%)/5営業日後: ▼0.1%(市場比 +0.7%)
PEファンドが保有全株を売却。売出株数は発行済の約35%
売出株式2,653,600株。内訳はJ-STARの5ファンド計2,453,600株(J-STAR No.3 SS 1,011,700株/同JF 524,100株/同JC 433,400株/同GF 431,300株/J-STAR有限責任事業組合2016 53,100株)と、代表取締役CEO兼COOの200,000株。
発行済株式総数(自己株式を除く)は7,565,600株(2026年7月31日時点)で、売出株数はその約35.1%。加えてオーバーアロットメントによる売出しが上限398,000株あり、これを含めると最大3,051,600株=約40.3%相当が市場に出ることになります。
売出人はいずれも既存株主で新株発行ではないため、1株利益の希薄化は起きません。一方で会社に資金も入らず、浮動株が一気に増える需給要因です。第2位株主(議決権15.55%)は異動後ゼロになる見込み。
売出価格は2026年9月9日〜9月14日のいずれかの日に決定されます。株価はここまで20日+40.6%・60日+71.2%と大きく上昇した水準にあります。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼14.5%(市場比 ▼15.0%)/5営業日後: ▼10.3%(市場比 ▼9.4%)
MSワラントの払込が完了。潜在株式96,000,000株が立ち上がる
第70回・第71回新株予約権(各480,000個・計960,000個)の発行価額総額2,880,000円の払込が9月2日に完了。潜在株式数は96,000,000株、調達資金の額は6,768,880,000円。当初行使価額71円、下限行使価額36円で、下限まで下がっても潜在株式数は96,000,000株のままと明記されています。
あわせて第58回・第66回・第67回新株予約権は残存全部を取得し、9月1日に消却済み。
※発行条件そのものは8月17日に開示済み(その翌日の株価は-6.8%)。本日は払込完了の報告で、新しいのは「行使が始まりうる状態になった」という起点です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.6%(市場比 ▼2.1%)/5営業日後: ▼4.8%(市場比 ▼4.0%)
8月のCB転換で451万株を交付。前月末発行済の6.12%
第1回無担保転換社債の8月の転換により4,510,000株超を交付。転換額4.125億円は発行総額15億円の27.5%にあたり、未転換残は10.875億円。第2回新株予約権は8月の行使ゼロで、未行使は5,938万株分が残っています。
※同日に出た3本(月次報告1本・大量転換2本)は、同一のCB転換を期間で切った重複開示です。株数を足し合わせないよう注意。
※本項は日中の判定時点の読解に基づく記載です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼6.9%(市場比 ▼7.4%)/5営業日後: ▼10.3%(市場比 ▼9.5%)
自社ファンドの組入車両に登録名義の未移転が判明
中古車両を裏付資産とするファンドで、車両の売主兼賃借人であるオペレーター1社(3719 AIストーム)が関与した中古トラック取引の一部で、道路運送車両法上の登録名義がファンドに移転されていない事象を確認。名義移転は売買契約上オペレーターが負う義務であり、会社は履行を求めるとしています。
発端はAIストームが9月1日に公表した特別調査委員会の調査報告書です。
※対象件数・金額・業績への影響はいずれも「精査中」で、数字は一切出ていません。数字が出た時が本番です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.2%(市場比 ▼1.7%)/5営業日後: ▼1.2%(市場比 ▼0.4%)
2件目の損害賠償請求訴訟。請求額は約2.13億円
株式会社リベリオンから、当社を含む被告3社に対して提起された損害賠償等請求訴訟の訴状を9月1日に受領。請求額は213,368,517円および遅延損害金(年3%)。提起日は8月4日、東京地裁。
原告は、ジー・プラン社が売上を仮装する目的で行ったとする架空循環取引に事情を知らず関与させられ広告代金が未回収になったと主張し、当社元役員の紹介行為について共同不法行為・使用者責任があるとしています。
※8月28日開示の訴訟と同じ架空循環取引に起因しますが、原告も請求内容も異なる別個の訴訟です。同一事案で2件目という点が新しい情報です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.0%(市場比 ▼1.5%)/5営業日後: ▼3.4%(市場比 ▼2.5%)
情報漏えいの続報。一括エクスポートの事実が新たに確認された
8月28日公表の子会社カインドオルのECサイトへの不正アクセスについて、専用お問い合わせ窓口を開設。窓口開設自体は事務ですが、ECプラットフォーム運営会社の追加調査により、不正アクセスによって顧客情報の一括エクスポートが行われていたことが新たに確認されています。
※漏えい件数・対応費用の記載はありません。8月28日時点にはなかった追加事実がある、という点が本日の新規性です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.2%(市場比 ▼1.7%)/5営業日後: ▼2.6%(市場比 ▼1.7%)
品質不適切行為の調査報告書を受領。中身の開示は9月4日
5月13日に設置した調査委員会から調査報告書を受領。報告書の内容の開示は2026年9月4日を予定としており、本日時点で件数・金額影響の記載はありません。
※事実そのものより「内容が判明するイベント日が9月4日に固定された」ことが本日の情報です。
※本項は日中の判定時点の読解に基づく記載です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼0.4%(市場比 ▼0.9%)/5営業日後: +4.5%(市場比 +5.3%)
第三者割当先の売却が継続。累計譲渡は割当株数の約30.6%
第三者割当に係る株式譲渡報告書。譲渡3万株・1株273円・819万円。割当株数1,941,748株に対し、累積譲渡は59万5,000株=約30.6%に達しています。
※本項は日中の判定時点の読解に基づく記載です。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.1%(市場比 ▼1.6%)/5営業日後: ▼1.9%(市場比 ▼1.0%)
Airbus Defence and Spaceと販売代理店契約
中分解能光学衛星画像について、エアバス傘下のAirbus Defence and Spaceと販売代理店契約を締結。現行のGRUS衛星は4機、GRUS-3は2026年中の商用運用開始を目標としています。
※大手販路の獲得ですが契約金額の提示はなく、会社は2027年5月期予想への影響を「軽微」としています。
📊 その後の値動き翌営業日: +2.2%(市場比 +1.7%)/5営業日後: +5.3%(市場比 +6.2%)
PeopleXと資本業務提携
AIを活用した人事サービスを展開するPeopleXと資本業務提携。
※出資比率・出資額とも非公表で、会社は当期業績への影響を「軽微」と明記しています。
📊 その後の値動き翌営業日: ▼0.8%(市場比 ▼1.3%)/5営業日後: ▼4.8%(市場比 ▼4.0%)
TRPV4拮抗薬の韓国における特許査定。これで5大特許庁すべてで物質特許を取得。2026年12月期業績への影響はないと明記
📊 その後の値動き翌営業日: +0.9%(市場比 +0.4%)/5営業日後: +0.9%(市場比 +1.8%)
軟骨無形成症治療薬の国内第III相WAKABA試験で新規2例が登録され累計3例/目標16例(18.8%)。16施設の体制整備は8月24日完了済。今期業績影響なし
📊 その後の値動き翌営業日: ▼5.7%(市場比 ▼6.2%)/5営業日後: ▼5.7%(市場比 ▼4.8%)
新型パジェロ用フレームを新規受注(2026年8月供給開始済)。金額・数量の記載なし
📊 その後の値動き翌営業日: +4.0%(市場比 +3.5%)/5営業日後: ▼0.1%(市場比 +0.8%)
連結子会社の車載組込ソフト開発事業(欧州)を譲渡。対象人数約50人、譲渡価額・譲渡事業の経営成績とも守秘により非開示。契約締結9月1日・実行10月2日予定
📊 その後の値動き翌営業日: ▼0.4%(市場比 ▼0.9%)/5営業日後: ▼5.5%(市場比 ▼4.6%)
倖生工業(2025年6月期 売上237百万円・営業利益91百万円)を100%子会社化。取得価額は守秘のため非開示
📊 その後の値動き翌営業日: ▼0.3%(市場比 ▼0.8%)/5営業日後: +0.5%(市場比 +1.3%)
Band社の株式100%を取得し子会社化。取得価額非開示、連結業績への影響は「軽微」と明記
📊 その後の値動き翌営業日: 0.0%(市場比 ▼0.5%)/5営業日後: ▼1.5%(市場比 ▼0.6%)
ロボアド「ON COMPASS」が10周年。運用資産残高600億円超(2026年6月末)、契約の約99%が評価益、10年以上の運用予定が69%
📊 その後の値動き翌営業日: +0.4%(市場比 ▼0.1%)/5営業日後: +0.4%(市場比 +1.3%)
請負案件「プレミアムガレージハウス八王子みなみ野」が8月31日竣工(1棟4戸)。入居率98.6%、入居待ち登録累計10,851件
📊 その後の値動き翌営業日: +0.5%(市場比 0.0%)/5営業日後: ▼1.1%(市場比 ▼0.2%)
第15回新株予約権(5,000個=500,000株)の譲渡承認と、合同会社ダブルアールとの資本業務提携の解消
📊 その後の値動き翌営業日: +6.0%(市場比 +5.5%)/5営業日後: +1.2%(市場比 +2.0%)
東京海上ミレア少額短期保険・東京海上ウエスト少額短期保険との業務提携(収納代行)。手数料率・想定契約件数・業績影響とも記載なし
📊 その後の値動き翌営業日: 0.0%(市場比 ▼0.5%)/5営業日後: 0.0%(市場比 +0.9%)
経費管理DXのブランド「Valxia」を展開。売上・受注額・投資額いずれも開示なし
📊 その後の値動き翌営業日: +0.2%(市場比 ▼0.3%)/5営業日後: ▼0.9%(市場比 0.0%)
沖縄セルラーの営業人材育成基盤に「SAPI ロープレ」を提供。契約金額・期間の開示なし
📊 その後の値動き翌営業日: +0.8%(市場比 +0.3%)/5営業日後: +8.3%(市場比 +9.1%)
バス業務標準仕様に準拠した基幹業務システムを新規構築。採択自体は8月14日開示済で、SaaS提供は2027年4月以降
📊 その後の値動き翌営業日: +3.3%(市場比 +2.8%)/5営業日後: +2.1%(市場比 +2.9%)
東京都のスタートアップ支援事業に採択されたクラスター「TABI」へ参画。業績影響は軽微と明記
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.5%(市場比 ▼2.0%)/5営業日後: ▼0.5%(市場比 +0.3%)
子会社サイバースターがVTuberコラボイヤホンを発売(1製品・69,800円、9月受注の期間限定生産)
📊 その後の値動き翌営業日: ▼0.6%(市場比 ▼1.1%)/5営業日後: ▼0.6%(市場比 +0.3%)
投資家Q&A(2026年8月)。2027年3月期1Qの売上収益9,092百万円(+38%)、EBITDA1,572百万円(+50%)など既公表数値の解説
📊 その後の値動き翌営業日: ▼1.9%(市場比 ▼2.4%)/5営業日後: +0.1%(市場比 +1.0%)
※本項は日中の判定時点の読解に基づく記載です。
(展示会・新サービスPR・IR記事・提携覚書など、価格に新しく効く数字のない定性開示は割愛しています)
※終値は速報値ベース。外れも含め全件掲載(それが記録の価値)
※過去の傾向は現在の判定基準で過去5年を再分類した参考値です(検定なし)
※一次情報(適時開示)ベースの分類です。売買の推奨ではありません
※🔗のリンク先は東証の適時開示PDFです。東証の公開期間(約1か月)を過ぎるとリンクが切れます。
※この日の全上場企業の適時開示は350件。上記はそのうち「株価に新しく効く情報」を含むと読んだものの整理です。